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2009/06/23 (Tue) No.7 落下流水


-断片集-
No.7 落下流水

宙に浮かぶ感覚に包まれながらも、重力はしっかりと仕事をこなす。

走馬灯なんて優しいものではなく、嵐のように今までが網膜に焼き付いてくる。

仕方がないという言い訳には、誰もが違うと言うだろう。

それでも、こういう結果になるのは決まっていたことなのだ。

青白い記憶の布を突き破り、下へ、下へ。

手を伸ばしてみると、激しい風に腕ごとなびいて出鱈目に曲がり、自分が人形みたいで可笑しい。

周りに目をやると、初めての角度から世界を認めることが出来た。

彩りに溢れ、実に綺麗ではないか。

少しの間見惚れてしまった。

そうしている間に、時間はもうなくなっている。

伝える言葉は最初からないのだ。悔いはない。

忘れかけていたあの笑顔が、ハッキリと投影される。

そういえば、こんな顔だったな。

綺麗だよ。世界も、君も。

奥に眠るもう一人の自分が、それこそが伝えるべき言葉だったのではないかと問う。

もう、遅いよ。

背筋を伸ばし、体全体で現実を味わう。

別れの挨拶は、空に託そう。

さようなら、自分。

最早自らが発した音も聞き取れなくて、歪んだ笑みをこぼす。

ああ、終わりだね。

拡散する脳細胞。

ほう、自分もこんなに綺麗だとは思わなかった。

その断片に、君の瞳が映りこむ。

それだけで、もう十分だ。

君はあっさりと向こうへと歩き出す。

追いかける気などないよ。

だから、ゆっくり、気をつけて。

涙は互いに隠したまま。

好意はお互い認めぬまま。

そんな関係だけど、いい土産になるよ。ありがとう。






突然浮かんだ漠然としたものを、書きなぐってみました。
今までで一番感覚的に書いた。それ故にこれほど意味不明なものが生まれてしまうとは。
黒目は辞書とか、知恵蔵みたいなものが大好きです。
電子辞書もいいけど、自分が目的とした付近しか目に入らないのが残念。
本だと、ぱらぱらめくってるだけで、面白いものが見つかる。時々だけど。
そんなことしてる間に眠気が攻撃を開始し、今日の勉強時間もそう確保できずにベッドに沈んでゆくのです・・・
無念。

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すごい・・・。目頭が熱くなるような・・・。

とても悲しい雰囲気ですが、落ちる人の視界とか状態を思い浮かべると、きれいな連続写真みたいな感じがします。

とてもリアルなので、許されることなら、落ちて行ってしまう前に手を握って止めたい、下から受け止めてあげたい。
そんな気持ちになりました。

2009/06/23 20:32 | ツーヨン [ 編集 ]


 

>ツーヨンさん
感想ありがとうございます!

連続写真というのは、書いてるとき自分でも少し思いました。
自分の頭の中で情景はそれほどはっきりとしてはいないのですが。

>許されることなら、落ちて行ってしまう前に手を握って止めたい、下から受け止めてあげたい。そんな気持ちになりました。

暖かいコメントありがとうございます。
漠然とした僕の感情がこの粗い作品にきちんと映りこめているならば、このお言葉に作中の「自分」は救われています。確実に。

元々、相思相愛の意味を持つ「落花流水」からとった題なのですが、近くて遠い、それでもしっかりと感じられる、不思議な気持ちの距離感を少しでも伝えられたのなら嬉しいです。

2009/06/24 00:58 | 黒目 [ 編集 ]


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